COMPASS松茂 その経験を力に

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS松茂がオープンした3月の終わり頃から通い出したお友達は、小学校1年生になったばかり。
シャイ、というより極端に人見知りのようでした。
保護者様も「一部のお友達としか遊べないので、どんなお友達とも一緒に遊べるようになってくれたら・・・。」と願い、更に「言葉を覚えて、コミュニケーション能力をつけ、自分の思いを伝えられるようになってほしい。」と希望を語っておられたといいます。

そんなお友達、実際にCOMPASSでも慣れるまでは緊張が手に取るようにわかったそうです。
口数も少なく、先生が質問しても答える声もとてもか細いものでした。
文字の練習でも、全体的に筆圧が弱く、線もまっすぐ引けません。
日記も1人では何を書いたらいいのかわからず、先生が聞き取ってペンで書いたものをなぞって書くところから始まりました。

保護者様の想いを汲み取り、支援計画には「50音の正しい発音」ができ、「読み書きができるように」という目標を軸に、気持ちのコントロールができるように導くことも組み込まれました。

お友達と頑張っていく教材は、COMPASSの日記、お口や舌の体操、プリントC-1、なぞなぞ、点つなぎ、数字の練習、ひらがなの練習、音読などなど、言語指導を軸に多彩なアプローチを狙って選択されたものです。

正しい姿勢で座ること、そして気になっていた筆圧がもっと強くなるように、鉛筆を持つ手に先生の手を添えて一緒に書いて感覚を掴んでもらおうと指導します。
イメージの力もつけてあげたいと、連想ができるように「なぞなぞ」を取り入れたり、お友達が答えたことに対して具体的な質問をするなどでお話の内容を組み立てることや、考えを口にする練習にも取り組みました。

今年は特例の多い2ヶ月ということもあり、お友達は来る日も来る日も頑張りました。
わずかの間に、なんと日記が1人で書けるようになり、明らかに筆圧が高くなり書く文字もしっかりしてきました。
か弱い線がはみ出していた文字も、枠の中に納めて書けるようになりました。
何より文字を書くことがとても丁寧になり、間違えることも減ってきました。

こうした取り組みは短い期間にお友達の心も強くしてくれたのか、自信がついて行動が変わってきました。
例えば、周りのお友達ともじゃんけんをしたり、先に帰ったお友達のことを話題にして気遣いを見せるようになりました。
あれだけ寡黙だったのに、今では分からないことがあれば、近くの職員に質問することができ、コミュニケーションを取ろうとする姿勢が微笑ましくもたくましいものになりました。

自分で気づいて修正することができる、これは、本当に理解してそのお友達のものになった力です。
自分で書き順や誤字脱字、字のバランスが違うことに気がつき、一人で直すことができるようになり、1時間ほども離席することなく最後までお勉強を頑張ることができるようになったそうです。
その姿勢がCOMPASSだけでなく、学校でも勉強面や生活面で褒められることもあり、定着を感じます。

これからも目標に向かって明るく、屈託のない笑顔の向こうにしっかりと歩んでいく力がついていくように願い、課題を進めていきます。
お友達が楽しんでくれている「伝言ゲーム」や「なぞなぞ」「絵本」を読んだあとの感想や内容を質問すると言った自然な指導の中で、イメージができるように心も育てていきたいと思います。
みんな笑顔で、みんな一緒に楽しく学び、たくましく成長を。
COMPASSの活動を通して豊かな未来を気づいて欲しいと全職員一丸となって関わっていきます。

COMPASS発達支援センター松茂
所在地:〒771-0219
    徳島県板野郡笹木野字八北開拓170-1-2F
連絡先:088-699-0138

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