COMPASS発達支援センター宿毛 猫の声から言葉のひとことへ。

こんにちは。今回ご紹介するのは、COMPASS発達支援センター宿毛に通う小学校1年生のお友だちです。

 

初めてコンパスを訪れたのは、6歳の春。保育園では、集団での指示が入りづらく、順番やルールの理解も難しかったお友だち。言葉でのやりとりが苦手で、思いを伝える代わりに保育士さんの服を引っ張ったり、時にはニャーニャーと猫のような声を出すこともあったそうです。外ではバイクや車の音に耳を塞ぎ、お買い物ではふらりとどこかへ行ってしまうことも……

そんなお友だちが安心して過ごせるように、私たちはまず「楽しく通う」ことを目標に支援をスタートしました。絵本の読み聞かせや絵カードを使ってのやりとり、ひらがなのおけいこやプリント学習など、言葉に親しむ時間を少しずつ重ねていきます。

発語の不明瞭さは残っていましたが、無理に言わせることはせず、「話すって楽しい」と感じてもらえるよう、上手に発音できた時にはたくさん褒めながら関わりました。また、着座姿勢や筆記具の持ち方など学習の基盤づくりや、ピンチ動作や全身運動を通しての体幹づくりにも取り組みました。

 

8ヶ月がたった頃、お友だちは見違えるように変化していました。50音のひらがなを読めるようになり、今では7割の文字を書けるように。姿勢を保って落ち着いて学習に取り組む姿や、お友だちと同じ空間で遊び、オモチャの貸し借りができるようになった様子は、まさに大きな成長の証です。

「これだけ伸びるんやったら、もっと早く預けてたら良かった」とお母様が話してくださった時、職員一同も胸がいっぱいになりました。

これからも、お友だちの声がもっとたくさん届くように。50音を安定して書けるようになったら、今度は短い文章を読んで、自分の思いをもっと自由に伝えられるように——そんな未来を、一緒に描いていけたらと思っています。

 

COMPASS発達支援センター宿毛

所在地:高知県宿毛市宿毛5380-1

連絡先:0880-63-1738

(施設名をクリックして頂くと、施設案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)
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