COMPASS.香美 からだの土台、ことばの芽

こんにちは。今回ご紹介するのは、COMPASS発達支援センター香美に通う年中の男の子のお友だちのエピソードです。

お友だちは、2023年12月から週2回の通所を始めました。発達全体にゆるやかな遅れがあり、座る・歩くといった基本的な動作も少し時間がかかっていたとのこと。体も小柄で、特に足腰の筋力や体幹の弱さが保護者様にとっての心配ごとでした。

 

「体の基礎をしっかりと育てていきたい」「集団生活の中で困らないよう、自分の気持ちを言葉で伝えられるようになってほしい」とのご希望をもとに、支援がスタートしました。

支援では、スクーターボードやバランスストーン、トンネルくぐり、センサリーマットなどを使いながら、遊びの中で自然に体幹を鍛える工夫を行いました。楽しい活動を通じて、いろいろな動きを経験し、自信をつけていくことを大切にしています。

また、集団活動を通して、お友だちとの関わりの中でのやりとりや、気持ちの切り替えを練習しています。自分の思い通りにいかないと泣き続けてしまうこともありましたが、「どうしたの?」と気持ちを受け止めながら言葉での表現を促す声かけを重ねてきました。

半年後の夏頃には、体幹が安定し、バランスストーンの上を自分の足でしっかりと歩けるようになりました。以前は怖がって職員と手をつないでいた場面でも、今では自信を持って一人で渡る姿が見られるように。

言葉の面でも大きな変化がありました。気に入らないことがあると泣くだけだった頃と比べて、「どうしたが?」と聞くと、自分の言葉で気持ちを伝えられるようになってきています。語彙も増え、休み明けには「どこに行った」「誰と行った」と自分から話す姿もあり、会話のキャッチボールがぐんと広がりました。

 

保護者様からは「家庭では教えられないような内容も覚えていて、驚かされることが多い」との声が届いています。長短比較や大小の概念など、多様な絵カードやプリント教材を通じて理解を深め、嬉しい驚きが積み重なっているようです。

これからも、基本的な生活動作の安定や向上を目指しながら、お友だち自身の「できた」を少しずつ増やしていけるよう、丁寧な支援を続けていきます。

 

COMPASS.香美

所在地:高知県香美市土佐山田町東本町5-1-33

連絡先:0887-53-9038

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