COMPASS発達支援センター姫路 言葉が少しずつ増えてきた女の子の今

こんにちは。今回は、COMPASS発達支援センター姫路に通う年長のお友だちの、ご家庭とCOMPASSでの変化についてご紹介します。

入所当初、このお友だちは指差しやクレーン(手を引く仕草)で気持ちを伝えることが多く、発語は擬音語や単語の語尾だけでした。たとえば「りんご」が「ご」、「いや」「やめて」が「ぶっぶー」という言葉で、それ以外は一人遊びが好きで、担任の先生の声かけも伝わりにくいことがありました。数の大小の理解も難しく、学習や友だちとの関わりはまだ限られていました。

ご家族は「言葉で気持ちを伝えられるようになってほしい」と願い、COMPASSでの支援が始まりました。支援では、まず言葉の土台づくりから。絵カード、50音、絵本の読み聞かせ、口の体操や構音訓練を毎日行い、聴覚や発音の機会を丁寧に重ねました。また、おもちゃや玩具、おままごとなど遊びの中で、声かけや言葉のキャッチボールを自然に取り入れました。

集団活動やプリント学習では、子どもが取り組みやすいように、「今日はこれをやるよ」という声かけを短くし、視覚支援(絵カードや順番を示す支援)を併用。気持ちの切り替えが難しい時は、一緒に深呼吸や手遊び歌で落ちつく時間をとるなど、安心できる関わりを大切にしました。

支援開始から約6か月後、多語文での会話が見られるようになりました。高い声で歌う姿も増え、以前は意味を伝えられなかった言葉で、「~したい」「~やる」と自分の意志を表す声が聞かれるようになりました。ひらがなの読み書きができるようになり、お手紙を書くことを楽しむ姿も見られています。

また、お友だちとの関わりにおいても声をかける場面が少しずつ増えてきました。以前は一人遊びが中心だった時間が、今では言葉で伝えながら関われるようになっています。

ご家族からは、「言葉が増えた」「お手紙を書くのが楽しいらしい」と、日々の変化を喜ぶ声をいただいています。スタッフも、「教室に来るのを楽しみにしている姿」「自信を持って取り組む姿」に、成長を感じています。

これからは、ひらがな・カタカナの読み書きをベースに、言葉でのやり取りをさらに増やすこと、数や文字の理解を深めること、質問されたことや経験したことを伝えることができるようになることを目指して支援を続けていきます。

 

COMPASS発達支援センター姫路

所在地:兵庫県姫路市飾磨区加茂230-1

連絡先:093-383-7838

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