COMPASS発達支援センター丸亀NEXT 着座と切り替えに向き合うお友だち

こんにちは。今回は、COMPASS発達支援センター丸亀NEXTに通っている年長のお友だちの様子をご紹介します。

このお友だちは、通所を始めた当初、多動でひとつのことに集中するのが難しく、指示が通りにくいことや、気になるものを見つけるとすぐに飛びついてしまうような衝動性がありました。

遊びの途中で突然別の場所に行ってしまい、危険な行動につながることもあったため、まずは「落ち着いて座る」「声を聞く」「切り替える」という基本的なことから支援を始めました。

まずは、運動プログラムと静かな活動を組み合わせ、平均台やフープジャンプ、動物歩きなどの体を動かす遊びで衝動性をコントロールする力を育てるように支援を開始しました。

また、絵本の読み聞かせ、粘土や色塗り、シール貼り、みつばプリントなどを通じて、集中して座る経験を少しずつ増やすようにしました。

さらに、お片付けやお箸を使った食事の練習を取り入れ、「次に何をするか」「今はどうするか」という見通しを伝えることで、切り替えを促しました。

 

これらの支援の結果、利用開始から約1年後あたりから、少しずつ落ち着いて座って課題に取り組める時間が増えてきました。

混乱したり飛び出したりする頻度が減り、「これはどうする?」と聞くと、話を聞いて理解したうえで行動に移せることが増えてきています。

最近では、遊びや活動のあとに自分から「片付ける」と言っておもちゃを片付けたり、「お箸で食べるよ」と自ら進んで食事を始めたりすることもあります。

また、他のお友だちにおもちゃを譲るなど、「こらえたり」「順番を守る」場面も見られるようになりました。

保護者様からは、「その日の気分にもよりますが、家でも少しずつ落ち着きが出てきています。」とのお声をいただいています。

職員としても、お友だちが少しずつ「できた」を重ね、自信を持ち始めている姿を見るたびに、嬉しく思っています。

これからは、着座時間や集中力をさらに伸ばしながら、集団の中でも落ち着いて過ごせる力を育てていきます。また、お箸の使い方や片付けなど日常の身辺自立にも取り組み、入学準備につなげていきたいと思います。

COMPASS発達支援センター丸亀NEXT

所在地:香川県丸亀市土器町東5-220 磯野ビル1F

連絡先:0877-35-7218

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