【仏生山】5分で離席していたお友だち。少しずつ学びに向かえるようになるまで

こんにちは。
今回ご紹介するのは、着座や切り替え、ことばの明瞭さなどに課題があったお友だちの成長のお話です。

お友だちがこんぱす仏生山に通い始めた頃は、課題の前に座っていられる時間が極端に短く、5分ほどで離席してしまうこともありました。

また、発語が不明瞭なため気持ちが伝わりにくい場面や、片づけや手洗い、衣服の着脱など身の回りのことにも声かけや支援が必要な場面がありました。

保護者様からは「言葉が明瞭になってほしい。」「自分でできることを増やしてほしい。」「名前が一人で書けるようになってほしい。」といった願いをお聞ききしていて、事業所では身辺自立とひらがなの習得を最初の大切な目標として支援を進めていきました。

その中でもまず取り組んだのは、お友だちが安心して学べる環境づくりです。

周囲が気になりやすい様子のお友達の特性に合わせてパーテーションを活用し、集中しやすい空間を整えました。

離席してしまうときには繰り返し優しく声をかけ、できたことはその都度しっかり褒めることで、着座ディての学習で「できた!」という経験を積み重ねられるように工夫しました。

活動では、絵本や「あいうえお絵本」、みつばプリントを用いたひらがな学習、色板入れや洗濯ばさみを使った手先の課題など、スモールステップで取り組める内容を取り入れました。

音読では先生と一緒に声を出し、発語の練習も継続しました。
着座姿勢が崩れたときには無理に進めず、姿勢が整うのを待ってから次の課題へ進むことで、落ち着いて取り組める流れが身につくように意識しました。

途中、気持ちが高ぶると物を投げてしまう場面や、課題以外に注意が向きやすい難しさもありました。
そんな場面では、「してはいけないこと」を曖昧にせず、目を見て丁寧に伝えることを大切にしながら、見通しを持って行動できるよう支援を重ねていきました。

少しずつ変化が見られ始めたのは秋頃からです。
今では自分の名前で書けるひらがなが増え、なぞり書きもとても丁寧になりました。
自分だけで書くと形が崩れることもありますが、文字として表せる場面が増えています。
数も10まで一緒に数えられるようになって、学習の積み重ねの成果が感じられます。

また、小学校入学当初は疲れて眠ってしまうこともありましたが、今では体力や集中力がつき、長い時間学習に向き合えるようになってきました。
先生からの働きかけに応じる場面も増え、ことばも少しずつ明瞭になり、お友だちが伝えたいことが分かりやすくなってきたことも嬉しい成長です。

衣服の着脱など、身辺面でも自分でできることが増えてきました。
甘えたい気持ちが出る時もありますが、「自分でやってみる」という経験を積めていることは大きな前進です。

このような成長は、一つひとつの課題に丁寧に向き合い、できたことを認めながら積み重ねてきた結果だと感じています。

これからも、身辺自立の技術向上と意識をさらに育みながら、自分の名前をひらがなで書く力を伸ばしていけるよう、お友だちのペースを大切にした支援を続けてまいります。

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧