COMPASS中津Sweet できることの増やしかた

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS中津Sweetのお友達、春から中学2年生になりました。
保護者様によればお友達は筆算が苦手、人前で発表することが苦手など苦手意識が強い科目や課題があるので、できることを増やしてほしいと希望しておられました。

個別支援計画は「考えや気持ちを相手に伝えれるようになること」「計算問題やお金の計算の向上」「衣服の整理ができるように」「様々な環境に対応できるようになること」など全般的な能力向上を目指すことになりました。

当初のお友達の様子は、着座はできるものの落ち着かず、学習に集中することができませんでした。
お金を広げて見せても、お金の種類が見分けられないようでした。
先生からの質問にも、答えることができず首をかしげる様子があったそうです。

そこでお友達の課題として、自分の気持ちを考え伝えられるように日記の練習を取り入れ、また、お金の理解のためにお買い物練習をしたりすることを課題として設定。
自立した生活ができるように衣服の畳み方を学べるようにということも課題として設定しました。

日記では「いつの話、どこで、だれの話、どう思ったか?」など、細かく例をあげ、それに沿って思い出しながら言葉を書いていくことにして、出来上がった文章をお友達自信が口に出して読み、文章の構成を習得することを目指します。

ですが、日記を始めた頃はまずどう書いていいか分からない、何を書いたらいいのか分からないという状態でした。
初めは項目ごとにやり方を教わらないと書けなかったので、先生が横にずっと付き添いながら取り組みました。
そしてそれはお友達がCOMPASSに通う度に繰り返し、繰り返し行われました。

次第に手助けがなくても文章を書くことができるようになり、それはお友達の自信に繋がっていったようです。
夏からCOMPASSに通い始めて、冬になった頃には、お友達は皆の前で手を上げ、大きな声で発表できるようになっていました。
集団の中で自分の意見を言えるようになり、周りのお友達との自然な交流を目にするようになり、積極的にお手伝いを申し出るなど、笑顔が増えていきました。

ご家庭での生活の様子にも変化が見られ、衣服を畳んで手伝ったりしてくれているのだとか。
苦手だった計算では、掛け算の計算も九九も覚え、発言でも聞かれたことに答えるのみならず「こうしたい」という気持ちを言葉にできるようになっています。

お友達が今頑張っているのは「お金の計算」です。
実はお金の種類の区別は大体できているのですが実践には自信がないようで、まだひとりではお買い物に行くことができません。
2年生になり、射程距離に入ってきた将来社会に出ていくために、今後必要なスキルであるお金の管理とやりとり。
これからはお友達が自信を持ってお買い物ができるように、繰り返し日々買い物学習を取り入れていきたいと思います。

COMPASS発達支援センター中津Sweet
所在地:〒871-0016
    大分県中津市牛神町1-22-11
連絡先:0979-22-3078

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