COMPASS大村Link 時間の意識を育てて(2)

金曜日のCOMPASSです。
大村Linkにお友達が通い始めてから3ヶ月が過ぎ、季節が秋になった頃のことです。
少しずつ時計の長針と単針の形を見て、概ね「ここまで」がわかるようになってきたお友達。
そしてわかるようになってからは、始まりと終わりを意識して取り組むこと、終えることができるようになってきました。

人付き合いでも、苦手なお友達とは全く関わろうとしなかったのですが、この頃から少人数の活動のグループに苦手なお友達がいても、ひどい拒否を見せることはなくなってきました。
最近ではラジオ体操や集団活動に笑顔で参加するお友達の姿が見られるようになりました。

保護者様の願っておられた「時計を見て行動ができるようになって欲しい。」というご意向は、概ね達成できています。
そして現在も同じテーブルでお友達と一緒に時計を見ながら学種課題に取り組み、お互いに頑張りながら時間を確認していますが、学習に取り組むたびにさらに理解が深くなっているようです。

お友達は、この年代にありがちな「恐ろしいもの」が大好きなんだとか。
やはり同じような興味を持つ同年代のお友達が事業所にもいて、気が合う仲間が見つかったことで集団での活動もより楽しめるようになってきました。
お友達が好まない集団行動に少しずつでも参加できるようになったのは、同じ趣味のお友達ができたことも大きな力になりました。
活動中にもただ活動に参加するだけでなく、周りのお友達への思いやりを示すようにもなってきました。

時計を見て区切りを測り、見通しをつけた行動ができるようになってきて、集団行動へも少しずつ参加できるようになってきたお友達。
これからもちょっと怖いのですがお友達の興味あることにも興味を示すように心がけ、より深い人間関係を紡いでいきたいと思います。

まだレゴなどのブロック遊び等に熱中すると集団活動への参加が疎くなってしまう様子も見られるお友達。
促される前に行動できるようになったり、お友達や先生に自分からの声かけができるようになったり、積極的な意見が言えるようになったりできるような未来を心に描きながら関わっていきます。

COMPASS発達支援センター大村Link
所在地:〒856-0832
    長崎県大村市本町328-1-206
連絡先:0957-46-3238

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