COMPASS武蔵新城 助言を受け入れて(2)

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS武蔵新庄のお友達が通い始めてからもうすぐ4年。
お友達は着座できるようになり、来所時の挨拶から学習・運動、片付けから帰りの挨拶までのルーティンをこなせるようになり、少しずつ語彙が増え、発語から会話へと変化していきました。
自信がない表情で、恐る恐る言葉を口にしていたお友達でしたが、上手に発声できたり、場面にあった会話ができると、先生は大喜びで、たくさん褒めてくれました。
何度も褒められるうち、お友達は少しずつ自信を身につけていきました。

会話ができるようになった頃、COMPASSでは新しい学習の課題や集団活動での取り組みを始めました。
集団活動で運動やゲームでも順番を守る、譲り合い、我慢することを意識しながら気持ちのコントロールが出来るようにルールのある活動の取り組みを行いました。
学習でも運動でも小集団の活動でお友達が勝ち負けにこだわる傾向がありました。
そこで、結果に優劣のないゲームと、勝ち負けがあるゲームの2種類を小集団で取り組むように導き、勝ち負けのある場合はゲームの進行や結果によらず、思いやりのある言葉を掛けられる機会を作ったりと配慮していきました。

お友達同士分け隔てのない関わりができるようになるためにどう取り組んだら良いだろうか?
そこで、先生はお友達が折り紙が得意だったため、周囲のお友達に教えてあげてほしいとお願いしてみると、お友達は折り紙に苦戦しているお友達に優しく声をかけ、丁寧に折り方を教える様子を見せていました。
教わったお友達はすっかりお友達を頼りにし、教えたお友達は教える経験を通して仲間意識を育て自信につながるように心がけました。
また、会話や学習だけでなく、食具の使い方、鉛筆の持ち方、押し込み棒、プットイン、指先を使うゲーム、洗濯ばさみの開閉などにも精力的に取り組んできました。

これまでの様子を「通う前には発語がなかった状況から発語が認められるようになり、対話が見られるようになりました。」と保護者様も喜んでおられます。
気持ちのコントロールもできなかったお友達ですが、今は相手の話に耳を傾け、話し合いが出来るようになってきていることも大きな成長だと話していただきました。
今、お友達は笑顔で皆と協力して課題に取り組む様子を見せ、相手の表情を見て、考えて発言する様子も見られるようになったことが嬉しいとCOMPASSの先生も話しています。
新しいことに挑戦する姿を見せ、勝ち負けに対するこだわりが減り、何かトラブルがあっても自己解決の方法を探せるようになり、相手のお友達と話し合いをしたり、「これでやめるね」と素直な気持ちを相手に話せるようになってきました。

お友達は先生に丁寧な気持ちの良い言葉遣いをするようになり、周りのお友達には相手の気持ちを考えて優しい言葉を選んで話をするようになってきました。
以前は強いこだわりで聞く耳を持たなかったお友達は、今、先生の助言を素直に受け入れ、どんどん成長しています。
2年生になったお友達は、読書が大好きなのだそうです。
状態や周りをよく見て判断ができ始めたお友達は、将棋でも先生を負かしてしまうこともあるのだとか。
これからは、周囲の人の話を最後まで聞いてから話をしたり、さらに相手の気持ちを汲み取ってコミュニケーションが出来るようになることを目指していきます。
会話でも文章を書くことでも装飾語を交えながら文を構成出来ることを目指し、リーダーシップが取れるような存在になっていくことを楽しみに見守っていきます。

COMPASS発達支援センター武蔵新城
所在地:〒211-0044
    川崎市中原区新城3丁目17-9三島ビル2F
連絡先:044-948-8481

(事業所名をクリックして頂くと、事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)
Copyright(c)2018@compass328 T.0. All Rights Reserved.

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧