COMPASS諫早のお友達は「生け花」の体験を行いました。

季節ごとに咲き誇る花々は、私たちを励ましてくれたり、癒してくれます。

そんなお花を題材に生まれた「華道」は日本古来の文化です。
緑や花が人に与える効果は九州大学の松尾英輔・正山征洋両氏の論文でも
「花や緑を見た時に不安や緊張がほぐれて気持ちが静まるとか、あるいは気分高揚に働くことが知られている。
これは、アメリカではPassive experience(受動体験)と呼ばれ、五感を通しての植物との関わりが、心の安定や癒し、自然治癒力の増強をうながし、これが健康の回復や維持・増進に役立つことが知られている。実際アメリカでは、窓から外の植物が見える部屋の受刑者は見えない部屋の受刑者に比べて医者にかかる回数が少ないこと、歯科医院の患者は植物があると痛みの感じ方が少ないこと(Relfら 1992)、道路沿いの植物はドライバーの緊張を和らげること(Ulrichら 1998)などが報告されている。(抜粋)」
など数々の癒し効果があることがわかっています。

まず「真」と呼ばれる一番背の高い中心になる花や枝の位置を決めて、次に「副」を前述の「真」の3/4ほどの長さで45度に挿します。

次に「控」、「従枝」でボリュームを作って形良く仕上げて行きます。

生け花には本来は「剣山」を使うのですが、お友達には危なくないように剣山の代わりに「オアシス」と呼ばれるアレンジメントフラワーの材料を使いました。

初めて生け花に挑戦するお友達、基本は基本として教えてもらいましたが自由にいけてもらいました。

その際、お友達は五感を使って、その姿を見て、香りを嗅いで、触れて感触を味わいます。

お花の茎や枝を切るときは、水切りを先生に手伝ってもらいながら。
挿すときは、ありったけの想像力を働かせて・・・

普段、課題を頑張っている机には素敵な作品の数々と、傍にニコニコのお友達。

やり終えた後でも、飽きることなく自分の作品の花たちを眺めているお友達。

将来、お友達が大人になった時・・・

お花のように誰かの傍で微笑んで、誰かの支えに、誰かの癒しになってくれますよう、優しい心が育まれていく姿を想像して、思わずニッコリしてしまう先生なのでした。
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