COMPASS岡山 気持ちの表し方を学んで(1)

今回は、COMPASS岡山に通う年中のお友達の、支援初期の様子をご紹介します。

 

2024年9月から週に1回のペースで通い始めたお友達は、初めての環境に緊張しながらも、少しずつCOMPASSでの時間に慣れていきました。

 

通所当初は、園でもコンパスでも「やりたくない」という気持ちが強く、活動中に床に倒れてしまうことが頻繁にありました。発表会などの集団活動も難しく、自分の思いを抑えることができない場面が多く見られました。

活動中は、職員の声かけに反応するまでに時間がかかることもありましたが、少しずつ指示に応じて動く姿も見られるように。姿勢が崩れやすく、集中が切れると机の上の教材をすべて落としてしまうこともありました。

 

保護者様は、「園でも家庭でも落ち着いて活動に参加できるようになってほしい」「指示を聞いて動けるようになってほしい」と願っておられました。

また、限られたお友達だけでなく、色々な子と関われるようになってほしいという思いも寄せられました。

支援計画では、短期目標として「通所に慣れ、落ち着いて活動できるように」「着座し、気持ちの表出の仕方を学ぶこと」、長期的には「園での集団活動に参加しやすくなるよう、コミュニケーション力を育てること」を掲げました。

 

活動では、絵本の読み聞かせや会話のやりとりを通じて気持ちの確認や表現の練習を行い、製作では心の安定や想像力を育むことを目指しました。

また、洗濯ばさみやペグ差しなどの巧緻性活動、運筆や文字の認識を促すプリント学習も取り入れ、集中力と自己表現の力を引き出す工夫を重ねました。

姿勢が崩れやすい時は、「学習前のお約束」や活動中の声かけでこまめに整え、困った時に「わかりません」と伝えられるよう、机に伏せた際には気持ちの言語化を促す支援も行いました。

 

お友達のペースや特性に合わせながら、少しずつ「わかる」「できる」経験を積み重ねています。

 

次回の後編では、そこから見られた変化やご家庭での様子、今後の方針についてお伝えします。

どうぞお楽しみに。

 

COMPASS発達支援センター岡山
所在地:岡山県岡山市北区東古松3-4-14

パークサイドレジデンス1F

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