COMPASS発達支援センター.飯塚「ぼくも言いたい」が芽を出すとき

こんにちは。今回ご紹介するのは、COMPASS発達支援センター飯塚に通う小学1年生のお友だちのエピソードです。

お友だちは、お話しすることが大好き。ただし、自分のことをたくさん話したい気持ちが先立ち、お友だちとの会話がうまくかみ合わず、一方的になってしまうことがよくありました。人前で注目を浴びるとお返事ができなくなったり、思い通りにいかないと泣いてしまうこともありました。また、変偏食があり、食への興味がとても薄かったことも、保護者様の心配のひとつでした。

「お友だちとの関わり方を学んでほしい」「いろんな食べ物に興味を持ってもらいたい」とのご希望を受けて、少しずつ取り組みを始めました。活動では、食べ物カードやお口の体操、あいうえお表を使い、楽しみながら語彙を増やしていきました。指先教材やプリントにも取り組み、集中力や手先の力も少しずつ育んでいます。

お話を聞かずに自分のことを話してしまう場面では、「今はお話していい時間かな?」とやさしく問いかけ、その都度一緒に考える機会を作っていきました。また、給食やお弁当の時間には、クイズ形式で食べ物の名前を覚えるなど、「楽しく食べる」ことにも重点を置きました。

少しずつ、「自分の思い」を言葉にして伝える力が育ち始めたのは、利用開始から半年ほど経った7月頃のことです。トイレに行きたい気持ちを自分で伝えられるようになり、お友だちや先生が話している間はきちんと待つこともできるようになってきました。

今では、弟やお友だちの名前を口にすることが増え、お当番活動や皆の前で意見を言うことにも挑戦できるように。自信が持てなかった活動にも、「とりあえずやってみよう」という気持ちで取り組む姿が見られるようになりました。

保護者様が心配されていたコミュニケーション面や食事への興味も、着実に前進しています。落ち着きの面はこれからの課題ですが、こうして小さな自信が積み重なっていくことが、今後の大きな成長へとつながっていくはずです。

これからも、お友だちの「言いたい」「やってみたい」気持ちに寄り添いながら、温かく支援を続けてまいります。

 

COMPASS発達支援センター.飯塚

所在地:福岡県飯塚市枝国501-10

連絡先:0948-52-6838

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