COMPASS発達支援センター観音寺 姿勢も、言葉も、自信も、じっくり育んだ5年の歩み

こんにちは。今回ご紹介するのは、COMPASS発達支援センター観音寺に通う、中学2年生の男の子のお友だちです。お友だちは、現在1日おきに通所しており、5年前の小学生の頃から、系列事業所を含めた長い支援の積み重ねが続いています。

通所当初、お友だちは学習中の着座姿勢を保つことが難しく、筆圧の調整もうまくいかず、なぞり書きが大きくはみ出してしまうことが多くありました。排泄や衣服の着脱にも介助が必要で、生活のさまざまな場面でサポートが求められる状態でした。

 

そこでCOMPASSでは、お友だちの「できた」を一歩ずつ増やすために、環境設定や教材の工夫を丁寧に積み重ねてきました。座る位置や視界の工夫、足台や体に合った椅子の使用など、集中しやすい姿勢づくりから始め、運筆やぬりえ、ボタンやホックの練習、相撲遊びを通じた力加減の学びなど、様々なアプローチを行ってきました。

すると、お友だちの中に少しずつ変化が現れます。「できません」「手伝って」と自分から伝えられるようになり、座って学習に取り組む時間も安定。ぬりえやプリント、つまみやファスナーなどの巧緻性を育む作業にも、落ち着いて取り組めるようになりました。

 

今では、語彙も増え、周囲のお友だちとのやりとりも楽しめるように。学習面だけでなく、掃除などの自主的な行動や、場面に応じた会話も見られ、日常生活全体に自信の芽が育ってきています。

特に、お母様が驚かれたのは、「家ではできないと思っていた着脱や排泄などが、コンパスでは一人でできている」と知ったとき。少しずつ身の回りのことを自分でやろうとする姿に、保護者様も大きな喜びを感じられたそうです。

今後は、お箸の操作や筆圧の調整などをさらに支援しながら、「家庭でもできる自立」の幅を広げていく予定です。

5年間の支援を経て、学びの力・生活の力・そして気持ちを言葉にする力。

すべてがゆっくりと、でも確かに育ってきています。

 

COMPASS発達支援センター観音寺

所在地:香川県観音寺市村黒町230-2

連絡先:0875-23-7328

(施設名をクリックして頂くと、施設案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)
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