COMPASS発達支援センター熊本 ことばと行動で伝える、まっすぐな心の成長

こんにちは。今回ご紹介するのは、COMPASS発達支援センター熊本に通う、小学3年生のお友だちの成長エピソードです。

通所を始めたのは2020年の夏。最初のころは、発音が不明瞭で気持ちをうまく伝えることが難しく、トイレや身の回りのことも支援が必要な状態でした。気になるものがあるとすぐに席を立ってしまい、その都度、職員がそばに行き、「何がしたかったのか」「どう伝えればよいか」を一緒に考えていきました。

お友だちは片耳が聞こえにくいため、声が大きくなってしまう場面も。そこで、「今の声はどれくらいだったかな?」と一緒に振り返る声かけを積み重ね、適切な声の大きさを意識できるよう練習していきました。

 

療育では、毎回行う口腔体操や絵カード、絵本などを通して、少しずつ語彙や発音を増やしていく支援を続けました。「静かタイム」では周囲との違いを感じながらも、自分の気持ちを少しずつ整えることができるようになってきました。

1年が経過した頃、日々の積み重ねが少しずつ形になっていきます。二語文が増え、「せんせいこんにちは」「せんせいさようなら」といったあいさつもはっきりと言えるようになりました。学校の授業にも意欲的に取り組み、お友だちの名前を覚え、自分からあいさつを交わす姿も見られるように。

保護者様からは、「近所の方に『ことばがはっきりしてきたね』と言われました」「家でもお願いしなくてもお手伝いをしてくれるようになりました」と、驚きと喜びの声が寄せられました。

 

もちろん、まだトイレに行くタイミングの声かけが必要な場面もありますし、自分の気持ちが伝わらず涙してしまう日もあります。でも、そのたびに周囲があたたかく受け止め、少しずつ“自分らしく伝える”力を育んでいます。

これからも「一人でできた!」という小さな達成感を重ねながら、ことばと行動で伝える力を、ゆっくり、しっかりと育てていきます。

COMPASS発達支援センター熊本

所在地:熊本県熊本市北区清水本町22-34

連絡先:096-342-4458

(施設名をクリックして頂くと、施設案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)
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