COMPASS熊本 森の贈り物で・・・

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS熊本では、この時期ならではの自然素材からお友達の素晴らしい作品が生まれています。
COMPASSから少し行くと自然公園があり、広葉樹や針葉樹で豊かな自然に囲まれています。
今回は遅い秋のおとずれに、園や学校に通うお友達と一緒にドングリを拾う機会も持てず、先生たちで散策して色々な木の実を準備しました。

集まったドングリは電子レンジで加熱や、煮沸して消毒します。
これは、ドングリの中に巣食う虫や雑菌を消毒してしまうためです。

まずは、昔ながらのコマ作り。
キリを使ってドングリに穴を開ける作業は基本的に先生が担当しますが、小学校高学年はお手伝いしながら一緒に穴を開けます。
包丁やノコギリ、キリなどは一つ間違えば事故につながる危険な道具にもなります。
そこで、使う前にお友達には使う場面を見せながら、道具の安全な使い方を教えます。

穴の開いたドングリにつまようじを挿し入れ、開いた穴に通します。
ここでも安全に配慮することを教え、お友達は周りに友だちがいないか確認して、ドングリが動かないよう、しっかり押さえながら恐る恐るつまようじを差し込むお友達。

どんな場面でも学びはあります。
一度コマをまわし、先生のお手本の作品と比べながら、なぜ上手く回らないのか、何が違うのかしっかり見比べるお友達。
物理や数学など難しいことはわからなくても爪楊枝の長さが違うんだと気付きます。
気付きからアイデアが生まれ、お友達はハサミを使ってつまようじを適度な長さに切ってみます。
どうやら上手く回せるようになったようです。

ドングリの背比べならぬドングリコマ廻しのゲーム。
森で生まれたドングリは、お友達の手によっておもちゃとして生まれ変わりました。
ルールを守って遊ぶお友達の顔は新しい発見に輝いています。

実は、本物のドングリを初めて見たと言うお友達もいて、感動に目を輝かせ、コマを大事そうに手で包んでいました。
ドングリは近隣の森や自然公園に落ちていること、自然で遊ぶことの楽しさを先生から聞くと、キラキラの好奇心でいっぱいの模様。

ドングリに絵を描いてキャラクターを作るお友達もいました。
独創的なアイデアを発揮するお友達もいて、ドングリを渡すと「絵を描きたい」と言ってトトロを描いたり。
別のお友達は、コップを使ってドングリのマラカスを作ったりと、さまざまな遊び方を考えるお友達。
創意工夫して自ら楽しもうとする姿に、先生も考えさせられた1日でした。

休みの日の過ごし方を聞いても「ゲームをして過ごした。」や、「家で友だちと遊んだ。」と言った遊びが多い最近の子供たち。
今日は大工道具を初めて使い、そこで使い方や危険性を理解し、安全にルールを守って使い、創作するという大きな学びがありました。
これからも自然に触れて遊ぶことの楽しさや、経験を作ってあげることでお友達の遊びの幅を増やし、成長に貢献したいと願う先生達でした。

COMPASS発達支援センター熊本
所在地:〒861-8074
    熊本市北区清水本町22番34号
連絡先:096-342-4458

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