COMPASS諫早 自立へのステップで

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS諫早に去年の真夏にやってきた男の子、通い始めて半年が過ぎました。
春には小学校を卒業し、中学へ進学します。

お友達も周りから見えづらい困りごとを抱えています。
保護者様がCOMPASSへ期待することとして春から公共交通機関を使ってひとりで通学することになったこともあり「中学進学に向け自立を促して欲しい」というものでした。
会話のブラッシュアップも期待され、自分の意志を自分の言葉で伝えられるようにと願われていました。

日常生活は家庭での衛生管理や家事といった身の回りのことから、社会生活で必要な多くの要素が存在します。
一歩家から出る、そこは支援者がいつでもいるとは限りません。
しかし、多くの場合、知識やノウハウは経験で積み上がり、殆どの生活が困らないように成長できます。

どんな場面でも、話す力、数字の大小の認識や計算は役に立ちます。
そこで、お友達のプランは、国語の漢字の練習や、文章の読み取りから始めました。
また、算数の2桁+2桁のたし算やひき算、九九などを中心にまずは座学で取り組んできました。

それから少しレベルを上げて実生活に即した場面でのやり取りへとステップをあげていきました。
普段のたし算の計算はスムーズにできているお友達ですが、お金での計算になると混乱してしまいます。
組み合わせ(5円と1円3枚で8円になる)等が難しいようで、提示さられた額を出すのに時間がかかります。
考えることを放棄し、細かい硬貨で払おうとせず、1000円札を出して済まそうとしてしまいます。

COMPASSは諦めません。
くる日も来る日もCOMPASSではお金を使っての練習を繰り返します。
経験の積み上げが少しずつお友達の速度を、計算の精度をあげていきました。
そして、ついにお買い物体験を行うことになりました。

例えば買い物は大変沢山の工程が必要です。
必要なもの、欲しいものは何かという「考察」
店舗にある中で、目的に適した最善のものは何かという「選択」
それを購入するまでの「手順」
手持ちの予算から購入できるか、どの種類のお金が必要かの「計算」
店員とのやり取りと、実際のお金のやり取りである「支払い」
更に購入後もどう持ち帰るか、持って帰ってからどう扱うかなどの多くの工程です。

COMPASSで使う道具を買いに行くという、今回の体験。
お友達はお店に着くと、ひとりで物を探し、選び、レジまで運んでいきました。
そっと見守る先生の目の前で、いよいよ支払いの場面です。
お財布の中からちゃんとお札も小銭も選んでトレーに載せるお友達。
お金の種類を組み合わせて、きっちりとお釣りをもらうことなく支払うことができました!!

そっと見守っていた先生は小躍りで大喜びだったそうです。
誇らしげにゲットしたお買い物を届けてくれるお友達。
その笑顔はとても誇らしそうで、瞳にはキラッとした輝きがありました。
お友達とCOMPASSの二人三脚で、これから入学までの間、ラストスパートです。
春、誇らしげに胸を張って、お友達は笑顔で中学生になります!

COMPASS発達支援センター諫早
所在地:〒854-0041
    長崎県諌早市船越町891ー2
連絡先:0957-56-9328

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