COMPASS吉富 唇から歌と優しい言葉と

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS吉富に通うお友達は小学校4年生、春からは5年生に進級します。
歌が大好きなそのお友達は、華奢で色が細く、手指の力も弱く、口輪筋が弱いこともあり発音が不明瞭なところもありました。

保護者様は娘の将来を想い、自分のやりたい事、自分ができることを模索し、将来きちんと仕事につけるように成長してほしいと願いを語られ、そのために学習面・知能の向上、文字の習得を希望されました。
また、コミュニケーションが上達し、楽しく会話ができる様になって欲しいとCOMPASSへの期待を話しておられたそうです。

当時のお友達は、集中して目の前の課題に取り組むことが苦手でした。
課題中に来所した児童の声やドアの音に反応して、その方向を見たり駆けつけたりしてしまいます。
音や周囲の様子に気が向き動きが止まってしまうので、次の行動への準備になかなか移れません。

課題と関係ない話をし始めたり、集中力がなくなると髪をクシャクシャとかき乱すこともありました。
静かタイムでもフワフワ、ソワソワ。
よそ見が多く、例えばハサミを使用中にもよそ見してしまい、危険を伴う行為なので怪我をしないように側にしっかり監督者の見守りが必要だったそうです。

COMPASSでは「正しい所作、様々な動作を一つでも多く自分で行えるように」を意識したプランを作成。
また、話を聞いて内容を理解して行動する、気持ちを伝えることができるよう指導も行われます。
文字の習得と並行して、まずは1〜10の計数や読み書も指導が始まりました。

当時のお友達は「ただいま」の側なのに、相手の「おかえり」をオウム返しで「おかえり」と言うなど応酬話法に間違いが多かったそうです。
COMPASSではご挨拶が基本。
毎日COMPASSに着くと「こんにちは!」そんな元気な挨拶が飛び交います。
「かして」にはニッコリ笑顔で「どうぞ」
お礼の「ありがとう」や「どういたしまして」は気持ちがほっこり。
悪いことをしたときには素直に「ごめんなさい」対してやっぱり優しい「いいよ」で心が和みます。
挨拶はコミュニケーションの基本です。

COMPASSに通い始めて3回目の冬を迎えたお友達は大きく成長しました。
課題に集中できる時間が長くなり、落ち着いて取り組めるようになりました。
毎日の練習の成果で、明瞭な発音で正しくご挨拶ができるようになりました。
相手からの問いかけや反応を窺うだけでなく、自分の意見をきちんと意思表示できるようになりました。
COMPASSの他のお友達に自分から「一緒に遊ぼう」と話しかけられるようになりました。
先生へのお話の内容も、学校や家族との出来事などお話を聞かせてくれるようになりました。

静かタイムもフワフワではなくなり、毎日の学習でクリップ握りや箸使いを行なったことで手先の力が付き、筆記やボタンの留め外しなど上手になってきています。
できることが増えて、次第に笑顔も増えました。
名前の平仮名を書けるようになり、字カードのマッチングでは選択ミスがあっても声掛けすると挫けることなく選び直すなど、粘る力がつきました。
頑張った数字も10までは順に数えられ、数字を見て、数を言うお友達の自慢げな笑顔!

写真はイメージです

 

今、お友達はスポンジのように色々なことを吸収し始めています。
まるで雪解けから、春の蕾へ移りゆくお友達の季節。
笑顔の唇から紡がれるのはお友達の大好きな歌と、優しい言葉たち。
もっと豊かに、もっと楽しくと願い、今日もまた「こんにちは」から始まるコンパスなのでした。

COMPASS発達支援センター吉富
所在地:〒871-0811
    福岡県築上郡吉富町広津550-1
連絡先:0979-23-0817

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