COMPASS本部教室 「ありがとう」が言えなくて

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS本部教室のお友達、昨年の今頃から通い始めて1年になります。

お友達は言葉が出ず、保護者様も心配されていたようです。
「貸して」「どうぞ」「ありがとう」「ごめんね」などが言えるように、言葉で自分の気持ちを言えるようになってほしい。

当初お友達の様子を見ていると、声は出ているものの、言葉はほとんど聞かれません。
でもお友達の大好きな動物の名前は知っていて「ぞう」「きりん」「ライオン」などは言えていました。
先生が出す指示でも言葉の意味を少し理解できてはいるようでしたが、わからない時は戸惑いを見せ、固まってしまいます。

何かを取ってほしいときに、おうちのかたや側にいる人の手をつかみ、クレーンと呼ばれる行動を見せます。
表現できない苛立ちは行動にも影響し、気に入らないと、叩いたり、つねったりすることもありました。

まずは言語指導。
お友達が動物を大好きだったことから、動物の絵合わせカードや動物図鑑などを課題に選びました。
絵カードを見ながら動物の名前を指導員と一緒に発語し、楽しく発生練習を行います。
だんだんCOMPASSにも、先生にも慣れてきた頃、お友達は絵本にも興味を見せ始めました。

カードや絵本、そして毎日の関わりの中で、少しずつ語彙数を増やして行ったお友達です。
言葉を覚えても、表現するのは少し勝手が違います。
そこで先生はお友達との関わりの中で「こういう時は、〜貸してって言うんだよ。」や「〜読んでね。」「〜取って!」など表現を繰り返し伝え、お友達ができるまで何度も一緒に練習しました。

あれから1年が経ち、お友達は4歳、春からは年長さんになります。
ほとんど話さなかったお友達でしたが、「先生読んで!」「先生開けて!」「先生歌って!」と、今では次から次から迸るお友達の言葉を聞くことができます。
言いたいことの表現が分からなくても、どう言えばいいのか教わるお友達。
もうクレーン現象は見られなくなりました。
前は叩く、つねるなどの行動も影を潜め、もうお友だちとトラブルになることはほとんどありません。

お友達の興味があることへの記憶力は特に素晴らしく、絵カードや図鑑で見る動物が、それぞれ何を食べるかまで覚えていたくらいです。
そんなお友達の学習は、これからはひらがなや、数字や、作文へとステージが上がっていきます。
「ありがとう」を言えるようになったお友達。
楽しく歩みを進め、もっともっと吸収して、優しい言葉を紡げるような成長を願います。

COMPASS発達支援センター本部
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