COMPASS.OLIVE 「僕なんて」から「話してみる」へ伝える勇気を育てて

こんにちは。今回ご紹介するのは、COMPASS.OLIVEに通う、小学2年生の男の子の成長の記録です。

 

2024年8月に初めてCOMPASSを利用し始めたお友だちは、当初、集団行動や「待つこと」がとても苦手でした。自分の思いが通らないと、教室の隅に隠れてしまい、「僕なんていなくなればいい」とつぶやく姿に、先生たちも胸が痛みました。

 

保護者様の願いは、「落ち着いて行動できるようになってほしい」「お友だちとの関わりを持てるようになってほしい」「気持ちを汲み取れるようになってほしい」といったものでした。

 

そこで支援では、みつばプリントや学習課題に取り組む前に静かタイムを設け、気持ちを整える時間を確保。集団活動では、順番を守る、ルールを理解する、相手の話を聞くといった基本を、わかりやすく丁寧に伝えました。

思い通りにいかないと気持ちが沈みやすいお友だちに対しては、「みんなで活動するからこそ楽しいこともある」「先生たちはいつでも味方」ということを、何度も繰り返し伝え続けました。

 

そんな日々の関わりの中で、少しずつですが変化が生まれてきました。利用開始から半年ほどが経った3月ごろには、落ち込むことがあっても「自分なんて…」といった言葉は減り、職員に自分の気持ちを言葉で伝えてくれるようになってきました。

気持ちを伝えてくれたときには、一緒に解決方法を考えながら、次へのステップを踏み出すことができました。また、学習課題にも自信が持てるようになり、順番を待てる場面も増えてきています。

 

最近では、お友だちとの関わりも少しずつ広がり、2年生になった今は年下のお友だちに優しく声をかける姿も。お兄さんらしい一面を見せてくれることが増えました。

これからも、気持ちが高ぶった時にこそ「言葉で伝えてみる」ことの大切さを感じられるよう支援しながら、「できた」の積み重ねを自信に変えていけるよう、丁寧な関わりを続けてまいります。

 

COMPASS.OLIVE

所在地:香川県高松市上天神町845-8番

連絡先:087-814-5738

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