COMPASS発達支援センター大野城 片道2時間の「通いたい」気持ち

こんにちは。今回ご紹介するのは、COMPASS発達支援センター大野城に片道2時間かけて通ってくれている、小学2年生の女の子とそのご家族の5年間の歩みです。

お友だちはダウン症があり、現在は放課後等デイサービスを利用しています。今でこそ、しっかりと椅子に座って学習プログラムに集中し、お友だちと関わる時間も楽しめるようになっていますが、通い始めた頃は、発語もなく、何をどうしたらいいかもわからず、何もできない状態だったそうです。

そんな中、お母様が九州大学で開催されたダウン症フォーラムに参加されたことが、すべての始まりでした。くま先生こと北田代表の「“できない”のではなく、“させていない”からできていないだけ。させれば絶対できるようになる」という言葉に、心動かされたとおっしゃいます。

とはいえ、当時の自宅近くにはCOMPASSの事業所がなく、一番近い大野城までも片道2時間。迷いながらも「行かなかったことで後悔するより、今できることをやろう」と、家族の覚悟で通所をスタートさせました。

映像では、そんなお友だちが、先生と一緒に「あいうえお」の発音練習をしたり、お話づくりに挑戦したり、楽しみながらも確実に力をつけていく様子が丁寧に描かれています。正しい発音を身につけるための「お口の体操」や「ティッシュ吹き」、主語・述語・助詞の理解を深める絵カードの活用など、日々の支援にはたくさんの工夫が詰まっています。

学習だけでなく、身辺自立の面でも大きな成長がありました。トイレや歯磨き、洗顔、着替えなど、生活に必要な動作を少しずつ自分の力でできるようになり、小学校入学前には、親の指示を理解してお手伝いまでできるように。

この動画は、「遠くても、通わせてよかった」と実感しているご家族の言葉とともに、丁寧に日々を積み重ねていけば、必ず変わるという希望を伝えてくれます。

「できない」と書かれた本よりも、「できるようになる」と信じてくれる人と出会うこと。その大切さを実感させてくれる内容です。

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