COMPASS武蔵新城 急がず1歩、また1歩(2)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS武蔵新城のお友達が通い始めてから6年が過ぎ、お友達は小学校4年生になりました。
お友達に限らず、COMPASSでは好奇心や興味を促しながらお友達にとって活動を意味あるものとして感じられるように工夫を凝らしています。
お友達の活動も目を輝かせて聞きいる絵本の読み聞かせや、ちょっと難しくても頑張れた巧緻性を高める教材やおもちゃ、そして先生との心を通わせる笑顔の交流から「できた!」をたくさん経験し、やってみようという意欲につなげていきました。

 

学習活動にも大きな変化が訪れ、4年生への進級を機に先生との交換日記が始まりました。
先生と交わした交換日記を必ず持参するという約束を守ろうする意思は強く、お友達は一度も交換日記を忘れたことはないと言います。
実は、促音、拗音、長音などの特殊音節と呼ばれる表現に苦手意識があり、文章を書くことをためらいがちだったお友達。
交換日記を始めたことで、これら苦手な表現ものびのびと書けるようになってきて、始めの頃は20文字程度だったのですが、今では100文字までに文章も作れるようになってきました。

また、話したい、伝えたいことを自分で考えて記すことで、深い思いを主張出来るようになってきました。
交換日記の継続で文章の組み立ても上手くなり、日常の会話も上達し、周りのお友達とおしゃべりする機会が増えていきました。
活発になった交流で親しくなったお友達への想いが強くなり、ルールやマナーを意識し始め、学校でも、事業所でも楽しくリラックスして過ごせるようになってきました。
お友達の歩みは、決して急足ではありません。
先生と一緒に作っていったペースの流れに従って一歩一歩確実に進んでいった結果です。

人との関わりが増えるごとに、衛生や衣服の身だしなみを整える意識も芽生え始め、女の子らしい仕草も垣間見られるようになりました。
並行して巧緻性も向上し、折り紙を楽しみ、数量も繰り上がりの計算を指や具体物を使わないで回答できるよう練習中なのだそうです。
ひとりでお買い物が出来る日もそう遠い未来のことではなさそうです。

保護者様はCOMPASSでお友達のたどってきた成長への道のりをご覧になり「未熟な点も勿論あるけれど、毎日を楽しく過ごせていて嬉しいです。」と評価していただいています。
一方先生たちは、実際に知識や技能としてできることも増えましたが、心の成長をとても評価しています。
「お友達が目標意識を持って最後まで課題をあきらめないこと、最後まで頑張ったときの達成感を感じていることが嬉しいです。」と先生同士でいつも話すのだそうです。
最高の笑顔で「先生上手にできたよ!先生見て!折り紙で先生にお花作ってきたよ、先生にあげるね!」などと、経験する一つひとつが自信につながり、成長していると手応えを感じら得るのだそうです。

最近の交換日記は少し雰囲気が変わり、内容がご家族のお祝いのことだったり、相手を思いやる優しさ溢れるある内容だったりと、お友達の内面の素敵な一面が表現出来始めています。
将来の話題についても、大きくなったらお友達と一緒にお出かけしたいとか、消防士になりたいとか素敵な未来を夢見ている気持ちを表現できていることに驚くこともあるのだとか。

今お友達には「縄跳びで”あやとび”が出来る様になりたい!」という目標ができたのだそうです。
その目標が叶うように、COMPASS皆で励ましの言葉をかけたり、出来ることのお手伝いをしていこうと一致団結している先生たちでした。
春には5年生になるお友達、これからも周囲のお友達との交流を更に増やし、コミュニケーション力を深め、お友達の持つ優しさ、親切な気持ち、温かい雰囲気で周りを包む力がますます発揮できるように導いていきます。

COMPASS発達支援センター武蔵新城
所在地:〒211-0044
    川崎市中原区新城3丁目17-9三島ビル2F
連絡先:044-948-8481

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