「ただいま」COMPASS発達支援センターが、もう一つの帰る家。

こんにちは!COMPASSです☘️

今回は、COMPASS発達支援センター宿毛に通うお友だちの「たった半年の大きな変化」をご紹介します。

最初に事業所を訪れた日のことを、先生たちは今でもよく覚えています。

5歳になったばかりの男の子。言語発達の遅れがあり、発語できる単語はわずか。入室時は緊張のあまり表情がこわばり、声を出すことも難しい様子でした。それでも椅子にはきちんと座ることができ、先生たちは「この集中力を活かして、少しずつ心をひらいてくれたら」と思いを込めて関わりを始めました。

最初のステップとして取り組んだのが「挨拶」でした。ただ、定番の「こんにちは」ではハードルが高く、声も出にくい様子。そこで先生たちは、おうちで自然に使っている「ただいま!」という言葉を、COMPASSでも挨拶として使うことを提案しました。

「ただいま!」

お友だちの口から出たその言葉は、先生たちの予想を超える大きな第一歩となりました。「言えた!」という達成感。そして「ここはおうちと同じ、安心していい場所なんだ」と感じてもらえるきっかけにもなったのです。

それからの半年間、お友だちはみるみる変化していきました。

声を出すことへの抵抗が少なくなり、先生やお友だちとのやりとりも少しずつ増えていきました。ひらがな学習では、COMPASSが開発したオリジナルプリントを使って「か」や「み」などの文字に挑戦。読む・書く・話す・見る・聞くという多角的な刺激が、言葉の習得をぐっと後押ししていきます。

今では濁音も読めるようになり、新しい単語を覚えるスピードもどんどん加速。先生に「見て!」「できたよ!」と自分から声をかける場面も見られるようになりました。

言葉を教えるうえで大切にしているのは、「教えるタイミング」と「その子にとって自然な環境」です。

たとえば、積み木をしているとき、好きなものを作っているとき…
お友だちが夢中になっているその瞬間こそ、言葉が心に届く絶好のタイミングです。「見て見て!」「すごいでしょ!」そんなやりとりの中で、伝えたい気持ちが少しずつ言葉に乗っていくようになります。

 

さらに、COMPASSでは身体の発達にも着目。理学療法士の先生が一人ひとりに合った運動プログラムを組み立て、体の使い方や姿勢の安定をサポートしています。

心と身体の成長がかさなり合い、「もっとやってみたい!」という気持ちを育てていく。
そんなCOMPASSならではの療育が、今まさに実を結びはじめています。

次の目標は、小学校入学に向けての「読み書きと数の理解」。
平仮名50音の定着に加え、苦手意識のあった数の概念も、無理のないステップで取り組んでいます。

お友だちのペースで、でも確実に前に進んでいく姿に、保護者様も先生たちも、日々喜びと手応えを感じています。

「ただいま!」の一言から始まった、心をひらく冒険。
これからもCOMPASSは、一人ひとりに寄り添いながら、その子だけの「できた!」を育んでいきます。

 

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