COMPASS吉富  忍耐と努力とお友達の勇気

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS吉富に通う小学生のお友達の成長はめざましいものです。
自我の強さが際立ち、衝動を抑えきれず癇癪を起こしがちなお友達。
時にはそれが他害行動になり、仲間のお友達との関わりにも弊害となっていました。
お家の方も時落ち見せる烈情をどうしてあげたらいいのかと悩まれ、落ち着いて行動できるように、また他のお友達と仲良くできるようになってほしいという願いをCOMPASSに託してくださいました。

通い始めの頃、お友達はいつも一人遊び。
お友達はブロック遊びが大好きですが他のお友達が一緒にやろうとしても独占したがり、受け入れず短気を起こし、譲り合いができません。
気に入らないことがあると相手が誰であれ、叩いたり、噛みついたり・・・。
だから結果としていつも一人で遊ぶことになってしまいます。

一方で、算数が得意で、計算・図形の読み取り・文章題の推論などをきちんと考える能力には秀でていました。
ですが、気分が乗らないときはすぐに離席、切り替えも難しく学習に取り掛かれません。
集団活動のレクリエーションでジャンケンをした時も、勝ちにこだわり「負けが続く」「負けたくない相手に負ける」と、拗ねて途端に不機嫌になるばかりか、注意を受け入れず、トイレに引きこもってしまったり・・・
やりたくなくても衝動が抑えられないということは、どんなに辛いことでしょう。

苛立ちを押さえ込むには、きちんと自分で自分の行動を分析し、判断し、行動の前に考えて衝動を抑える行動に出る勇気を育てる必要があります。
プランニングに際し、お友達の気持ちに寄り添い、本人の自覚を促すことを目標におきました。
まず、遊びや集団活動を通してルールや決まりを守ることの大切さを意識できる経験をたくさんしてもらうこと。
先生は優しく、しかし毅然とした態度を示すこと。
衝動が起きそうな時、どのように行動したら良いかをお友達に共感しつつも、粗暴なふるまいには毅然と制止します。
お友達自身にも人や物にあたる行為では物事の解決ができないことを理解してもらい、会話で不安や不満を解決することを求め行くことにしました。
今、この瞬間の感情に振り回されることなく、見通しを持って行動できるように導いていく方向を模索していきます。

感情的な振る舞いに慣れていたお友達が自分の気持ちを抑制するためには、相当の時間がかかります。
かなりの忍耐と努力、その上に頭でわかっていること出会っても実際に正しい振る舞いをすることへの勇気が必要です。
少しずつ心に体力をつけていったお友達。
「悪いことをした」「ダメな行動だった」という自覚が芽生え、行動を起こす前に考えることを少しずつ受け入れていきました。
やられた相手の気持ちになって考えることもできるようになってきました。

お友達は4月から2年生です。
COMPASSだけでなく、学校でも離席はかなり減ってきました。
同時に学習への取り掛かりもスムーズにできることが多くなりました。
今でも取り掛かりが遅いことはありますが、先生と話をして気持ちを落ち着けてから学習に臨めるように促すことで穏やかに取り組むことができるという変化が起きています。

独占していた「ブロック遊び」で「このブロックを使っていい?」と聞かれた時、「いいよ!」と笑顔で譲ってあげる姿がありました。
お正月には、ルールを守ってカルタ遊びを心から楽しむことができました。
全員参加のゲームをした時には、実はお友達は負けてしまいましたが「負けても悔しくないんだよ。」と発言があったのは驚きの変化です。
勝負の結果を本人なりに受け止め、勝ったお友達や他のお友達の頑張りを承認できる気持ちが芽生えてきたといえます。
また、お友達同士の小競り合いがあった際、お友達の一人からパシッと顔を叩かれたことがありましたが、仕返しもすることがなく、じっと我慢ができていました。
この時ばかりは先生も嬉しくて、お友達の頭をくしゃくしゃにして褒めてあげました。

歩み続けた3年半、正しい振る舞いを行う勇気を身につけたお友達。
その頑張りは、本当に素晴らしいものです。
今日も、明日も、お友達と2人3脚で繰り返す日常の学びは、この先の未来へ確かに繋がっています。

COMPASS発達支援センター吉富
所在地:〒871-0811
    福岡県築上郡吉富町広津550-1
連絡先:0979-23-0817

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