COMPASS下関 就学に、そして人生に向けて

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS下関に昨年の丁度このくらいに通い始めたお友達がいます。
現在年長さん。
そう、4月にはピカピカの1年生になります。

通い始めた昨年の春、お友達の課題はたくさんありました。
人との関わりにその困りごとがあるというお友達、あるお友達と親しくなりたくて近寄ります。
すると、いきなりそのお友達を押して親しさをアピール。
押されたほうのお友達は、流石にびっくりしてしまいます。
ほしいと思ったおもちゃや教材も、他のお友達から無言でひったくるような場面もあったそうです。

1年後には小学生になるお友達、お母さんは気がかりだったと言います。
「お友達との関わりを学び、発語を増やし、就学に向けてできることを増やして行けたら」と願いを語られます。

お友達は、ラジオ体操やあいうえお唱和など皆で参加する活動は苦手で、離席が目立ちます。
もちろん基本は座学での個別指導ですが、そこでもお友達は自由気ままにやっぱり離席してしまいます。
絵カードやプリントで集中してくれることは殆どなく、むしろひらがな自体に関心が持てないようでした。

トイレに行きたいという訴えも、行きたいときにトイレで排泄も、殆ど自分から発することがなく、失敗が続きます。
遊びの時間でも自発的な発語はあまりありません。

学習のため、会話の基礎になるものは、理解する力が必要です。
そのためにはまず相手の話をしっかり聞くことができなければいけません。
その上に成り立つ「出来ることを増やし、言葉の理解が進み、あなたの話を聞いたら次は私の話す番という会話のルールを身につけていく」ことは遠い目標のように感じていたと言います。

それでも、日々の取り組みで少しずつお友達に変化が見られるようになってきました。
次第にあいうえお唱和、月例プリントの流れをこなせるようになり、絵カードでの単語の練習も繰り返し、一語ずつ発音練習を続けていきました。

思いをただぶつけるだけのお友達との関わりから、最近はお友達を押すようなことも見られなくなりました。
毎日のラジオ体操の時など、周りのお友達に「にこっ」と笑いかける様子を見かけることもあります。

読めると褒められ、書けると褒めてもらえる日々の中で、お友達は「ひらがな」に対し興味が少しずつでてきたようです。
「あいうえお唱和」では離席をすることもなくなり、お友だちと一緒に大きな声で発声し、COMPASS以外の場所でも、あいうえお唱和を発声して楽しんでいるのだとか。
同じ頃、ひらがなのなぞり書きも少しずつ嫌がらずに書くようになってきました。

最近は、線のなぞり書きもお家でも行っているお友達。
お母様からも、自宅でもひらがなに興味を持ち、頑張っていると嬉しい報告を頂きました。
COMPASSでも自分の名前の中の1つをなぞり「はい!」と笑顔で先生に披露する姿に、嬉しい成長を感じているそうです。

4月から1年生になるお友達。
ここまでの1年でみんなと仲良くするためにどうすればいいのか、言葉では表せない感性が磨かれてきたお友達です。
お話を聞くことができるようになり、頑張ることの喜びもたくさん経験して覚えました。

まさに今、豊かな未来に向かってのスタートライン。
これからも発語力を育み、語彙数を増やし、想いを伝えられるよう言葉でのコミュニケーションに磨きをかけ、それから、まだ不完全な自発的な排泄行動の完全な成功も目指します。
それもきっと通過点で、その先に広がる未来をお友達の瞳は映しています。

COMPASS発達支援センター下関
所在地:〒751-0849
    山口県下関市綾羅木本町2丁目2−1
連絡先:083-227-4328

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