COMPASS武蔵新城 未来を紡ぐひと針に・・・

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS武蔵新城のお友達。

冬、お友達は運針の練習を始めた日のことを2月19日のブログでご紹介していました。
しっかり集中して丁寧にひと針ひと針進めた初めての作品を仕上げました。

春、お友達は高校3年生になりました。
運針の練習は毎回続いています。

夏、お友達にとっては最後の夏休みを迎えました。
毎日の課題とともにコツコツと運針も頑張って来たお友達。
かなり腕が上達しています。

2月の最初の作品は、「基本刺し」や「一目刺し」と呼ばれる直線の刺繍で糸のしごきかたや針を刺す感覚をマスター。
まっすぐ刺していくことを意識しながら進める手間のかかる作業。
しっかり布を固定して一心に刺していく様子は、ひと針ごとにまるで自分と向き合っているかのようです。

暖かくなってきた頃
単純な直線からお花の形を表現した可愛らしい刺繍に挑戦したお友達。
可愛らしい小花が咲いている様子を2色の糸で表現しました。

そして先月、伝統的な「麻の葉」と呼ばれる模様を糸と針で描き出すことに挑戦。
この伝統的な「麻の葉」という模様は「麻のようにまっすぐ丈夫に育つように、多くの人と繋がって生きていけるように」との思いが込められ、赤ちゃんの産着に用いられることが多い模様です。
刺し子が施された布は、美しいだけでなく糸を通すことで布が丈夫になり、長持ちするという目的もあります。

実は、一つの作品ができるまで2ヶ月ほどかかっています。
しかしその仕上がりは、ただ刺すのではなく、描く模様を意識しながら刺していることが見て取れます。

課題でもこの半年でさらに集中力が向上したことがうかがえ、また1歩社会人へのステップアップをしたことを示しています。

卒業まであと8ヶ月。
お友達は未来を描き、更に美しい作品と美しい未来を紡いでいけるよう機能訓練を頑張ってくれることでしょう。
お友達の未来が明るいものであるように、幸せな人生であるようにと願い、COMPASSはお友達のひと針ひと針を見つめています。

COMPASS発達支援センター武蔵新城
所在地:〒211-0044
    川崎市中原区新城3丁目17-9三島ビル2F
連絡先:044-948-8481

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