COMPASS三豊 パーソナルスペースの感覚を育てる

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS三豊のお友達は5歳、通い始めて2年と3ヶ月をすぎました。
写真のお友達はどれも笑顔、落ち着いて療育を受け、たくさんのとお友達と関わって楽しそうです。

ところが通い始めの頃は、お母さんにべったりなのに気持ちがくるくる変わり、落ち着きなく、人との距離がうまく掴めず、それがうまくいかないと、怒りの感情に支配されてしまうという状態でした。

「一人でいるときでも他の人と仲良くして欲しい、お母さんと離れても、不安なく楽しんで過ごせるようになってほしい。」
そして「他のお友達とトラブルなく、仲良く関われるようになってほしい。」そう願いを語られていたそうです。

利用が始まった頃のお友達は、まず座って何かをできるという様子は見られなかったそうです。
療育もできず、勉強部屋への移動も難しく、COMPASSの他のお友達との関わりも全く関心がない様子。
嫌なことには泣いて抵抗し、気持ちの切り替えが難しかった為、促しても行動に移すことはなく、指示が中々通らなかったといいます。

COMPASSが目標としたことは、落ち着いて他者とのコミュニケーションをとれるようになることでした。
まずは、お母さんと離れても不安の感情に支配されないよう、離れる時間に慣れてくれるよう導きを開始です。
当時お友達との学習は、絵本の読み聞かせ、着座、集団活動への参加を促すことでした。

COMPASSに通っては来るものの、大好きなお母さんとの別れがたいそう辛いらしく、すぐに泣いてしまいます。
COMPASSは母子分離での療育が基本ですが、本当に嫌で仕方がなかったのかおやすみも多かったそうです。
これにお友達はなかなか慣れてくれませんでしたが、きっとそれ以上にお母さんも後ろ髪を引かれる思いだったことでしょう。
泣いて嫌がったらどうにかなることが当たり前になってはと、お母さんに協力して頂き、お母さんと一緒にCOMPASSまで来て「次はちゃんとCOMPASSに来ます。」と職員とお約束をしてから帰ることをルールとしました。

本当にお母さんは頑張って下さいました。
COMPASSで過ごしてもお母さんがいないことでパニックにならないよう、お迎えやお勉強について流れを伝え見通しをつけられるように配慮しました。
スケジュールが狂ったことで、混乱して感情的になったときは、本人が納得するまで見守りを続け、気持ちが切り替えられるよう、何度も優しく促すことに努めました。
やがて、お母さんの協力もあり、時間がかかりましたが、だんだんとお母さんと離れることに慣れていったお友達です。

今では、お母さんにちゃんとバイバイできてCOMPASSに入ることができているお友達。
母親と離れても不安なく過ごせるようになってきて、泣く事があっても気持ちの切り替えに必要な時間も少しずつ短くなってきているそうです。
最近では、集団活動も問題なく参加して、周りのお友達に興味をもち、拘ろうとする姿を見せ始めています。

同年代のお友達との関わりが増え、お友達に折り紙の折り方を教えたり、少しずつではあるが自分のペースでなく、お友達のペースに合わせて待てるようになってきたお友達。
今の課題は、コミュニケーションの向上、ひらがなの練習、プリントもBに進みました。
時折お友達とトラブルになった際、泣くだけでなく、ちゃんと自分の思いを伝え、解決しようとする姿が見られるようになってきたといいます。
集団では、お友達と一緒に作品を作ることも、笑顔でできるようになってきて、大きな成長の手応えを感じています。

人が他人に許容できる範囲をパーソナルスペースといいますが、それは人それぞれに違います。
ちょうどいい距離感、経験で覚えていくものですが、それがお友達にはまだ謎のようです。
確かに関われるような成長は見られるものの、その距離が近すぎで、周りのお友達を驚かせてしまうこともあります。

お母さんの願いも「落ち着いて穏やかに過ごせる時間が増えて欲しい。」
「すぐ怒ったりすることが減って欲しい。相手の嫌がることをしたり、手を出したりしないでほしい。」ということに変わり、お友達の更なる成長を願われています。

COMPASSでは新しい願いを受けて、支え、支えられる素晴らしいお友達同士の人間関係の成長を願い、相手への気づかいを身につけることができるように言葉で、経験で、自分で考えて理解でき、ふさわしい行動ができるよう、これからも優しい支援を続けていきます。

COMPASS発達支援センター三豊
所在地:〒769-1502
    香川県三豊市豊中町笠田笠岡2074番4
連絡先:0875-23-6088

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