COMPASS丸亀 スプーンの向こうに

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS丸亀を1昨年の夏から利用しているお友達。
通い始めた夏のお友達、ご飯は手づかみ、着座もままならず、発語もなく、自分の思うようにならないと癇癪を起こしてしまうところがありました。

当時は小学校へのスムーズな進学を願っていた保護者様は、
「少しでも言葉がででほしい。」
「思い通りにならなくても我慢できるようになって欲しい。」と願っておられました。

まずは発語を促すことと並行して、日常生活でお友達が困らないように生活の動作や、スプーンやフォークを使って食事を取れるようにと支援の計画を立案しました。

その日からお友達の毎日は、発声の練習、そしてスプーンの練習です。
着座を促すのですが、椅子に座るのを嫌がります。
そこで好みの玩具で遊ぼう!と誘いながら、少しずつ机上で何かを行うことから始めてみます。

着座をしてくれたら、スプーンでカップからカップへモールなどを移動させ、1つできると大喜びで褒めていきます。
また1つ、こぼれたらあーあ、と残念がり、1つうまく運べたら手を叩いて褒めちぎる・・・
根気よく、何度も何度も、来る日も来る日もそれは続いていきました。

その頃のスプーンは、お友達にとって気に入らないモノでしかありませんでした。
着座も、何もかもともかく嫌で、自由にさせて欲しいとばかりに気乗りしない様子の日々が続きます。
それでもCOMPASSは諦めず、叱る代わりにまたスプーンを拾って渡す日々が続きます。
お友達が諦めて課題に取り掛かると、先生は優しく見つめながらお友達のスプーンがモールをすくうのを、もう1つのカップに運ばれていくのを根気よく見守り、成功すると手放しで喜びます。

ある日のお昼ごはんで、お友達もふとスプーンを持ってみようとする姿勢が現れます。
上手にはできませんが、その日から周りでも道具を使っていることを意識できて、お友達も自分から使おうとしてくれるようになりました。

お友達はこの春小学生になりました。
今も発音練習は毎回の療育で取り入れています。
お友達は全てに抵抗する姿ではなく、真剣に取り組もうとする様子に変わっていきました。
最近のお友達は集団での遊びの中で順番が守れ、楽しく笑顔で交流することができるようになっています。

指の練習や、スプーンの練習はまだまだ続きます。
集団の中で、思ったことが言えるお友達、優しく周りを気遣うお友達、そして豊かな日々を送るお友達の姿を目指し、これからもコミュニケーションや周囲の皆と触れ合う機会を多く持つことで生活動作を身に着けつたり、基本的生活習慣を身に着けて行けるよう、着座してニッコリできるようになったお友達への支援を続けていきます。

COMPASS発達支援センター丸亀
所在地:〒763-0082
    香川県丸亀市土器町東2丁目75-1
連絡先:0877-85-3428

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